ゼンハイザー(Sennheiser)のフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 4(MTW4)」。自社開発の7mm TrueResponseトランスデューサーによる圧倒的なハイファイサウンドや、次世代の高音質・低遅延規格「aptX Lossless」「LE Audio(LC3)」への対応により、オーディオファンから熱狂的な支持を集めています。
音楽鑑賞用の完全ワイヤレスイヤホンとして最高峰の評価を得ているMTW4ですが、テレワークやハイブリッドワークが日常化した現代において、多くの方が購入前に気になるのが「通話マイクの品質・Web会議での実用性」ではないでしょうか?
「普段の音楽鑑賞だけでなく、ZoomやMicrosoft Teamsのオンライン会議でクリアに使えるか」「カフェや外出先のガヤガヤした場所で通話しても、周囲の雑音で相手に迷惑をかけないか」「ワイヤレスイヤホン特有の『声がこもる・遠くに聞こえる』といった問題はないか」「自分の声が頭の中で響いて話しにくくならないか」といった疑問は、1台で仕事とプライベートを高次元に両立させたい方にとって非常に重要なポイントです。
結論から申し上げますと、ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4は、片耳3基・両耳で計6基の高性能ビームフォーミングマイクシステムと刷新された音声処理アルゴリズムを搭載しており、周囲の環境ノイズを強力に抑え込みながら、肉声の自然な温かみと輪郭をクリアに届ける極めて優秀な通話性能を備えています。
【本記事で分かること】
- MTW4に搭載された計6基マイクシステムと通話アルゴリズムの実力
- 自宅デスク・カフェ・屋外(風切り音)などシチュエーション別の通話品質検証
- 通話中の自分の声が自然に聞こえる「サイドトーン機能」の快適さ
- PCとスマホの同時待ち受けが可能な「マルチポイント接続」の使い勝手
- ライバル機(ソニー WF-1000XM5、AirPods Pro 2、Bose QC Ultra)との通話マイク比較
- Web会議で相手から聞き取りづらいと言われないための実践設定テクニック
ビジネスの商談や日常の通話において、MTW4がヘッドセット代わりにどこまで活躍できるのかを徹底検証します。なお、MOMENTUM True Wireless 4の音質、ノイズキャンセリング、バッテリー持ちを含めた全体の詳しい評価や実機スペックについては、当サイトの総合レビューにて詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
結論:ゼンハイザー MTW4のマイク通話品質はテレワーク・Web会議に十分実用的!肉声の自然さとノイズ抑制が高次元で両立
完全ワイヤレスイヤホンのマイク通話において、多くのユーザーが不満を感じる最大の原因は、「ノイズキャンセリングを強く効かせすぎて声がロボットのように機械的になる」「マイクが口元から遠いため声が風呂場のように反響してこもる」という2点です。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4は、伝統ある音響メーカーとしてのマイク技術と最新のデジタル信号処理を融合させることで、この課題を巧みに解決しています。
片耳3基・計6基のビームフォーミングマイクシステムによる集音力の進化
MTW4のハウジング外側および内側には、片耳あたり3基、左右合わせて合計6基の高性能マイクが緻密に配置されています。通話時には、口元へ向けて指向性を持たせるビームフォーミングアレイ技術がリアルタイムで作動します。
2基の外側マイクが発話者の口元から発せられる音声の到達時間差をミリ秒単位で検知し、音声をピンポイントでピックアップ。同時に、内側のフィードバックマイクが耳内部の気導音や骨伝導成分を補正することで、周囲の環境雑音を物理的・アルゴリズム的に分離し、発話者の声だけを的確に抽出する仕組みを確立しています。
通話相手からの聞こえ方:機械的なこもり感が少なく声の輪郭がクッキリ届く
通話相手にどのように聞こえるかを客観的に評価すると、MTW4の最大の特徴は「肉声の帯域バランスが極めて自然で、声の線が細くならないこと」にあります。
安価なワイヤレスイヤホンでは、雑音を消そうとするあまり人の声の低音域や高音域が削られ、カサカサとした不自然な金属音になりがちです。しかしMTW4は、人の声の主要な周波数帯(300Hz〜3.4kHz)を豊かに保ち、男性の低めの声から女性の高めのトーンまで、本人の声の質感を損なわずにクッキリと相手に伝達します。Web会議の参加者からも「声が聞き取りやすくクリア」「イヤホン通話特有のこもり感がない」という高評価を得られる仕上がりです。
MTW4を通話・テレワークでおすすめできる人・外部マイクを検討すべき人
MTW4を通話用途で活用する際の相性をまとめました。
| おすすめできる人(相性抜群) | 外部専用マイクを検討すべき人 |
|---|---|
| ・1台のイヤホンで高音質な音楽鑑賞と長時間のWeb会議を両立したい方 ・カフェやコワーキングスペースなど外出先からのテレワークが多い方 ・PCとスマホの2台を同時に接続して着信を逃したくない方 ・イヤホン特有の「自分の声が頭にこもって話しづらい」感覚を解消したい方 |
・YouTube配信やポッドキャスト収録など、プロスタジオ級の重厚な音質を求める方 ・大音量の音楽が鳴り響く極端に騒がしい展示会場などから長時間通話する方 ・マイクブームを口元に密着させて極小の囁き声で通話したい方 |
シチュエーション別!MTW4のマイク通話品質を徹底検証
日常の様々な利用シーンを想定し、周囲の環境騒音に対してMTW4のマイクがどのように反応し、相手に音声を届けるのかをシチュエーション別に検証しました。
【静かな室内・自宅デスク】タイピング音・エアコン作動音のカット性能と肉声の明弛さ
自宅の作業環境において、通話相手のストレスになりやすいのが「メカニカルキーボードの激しい打鍵音」や「エアコン・空気清浄機のファンノイズ」です。
静かな室内環境下でのMTW4は、まさに本領を発揮します。通常の会話音量で話すだけで、声のクリアさは単体のUSBマイクに迫る明瞭度を記録します。気になるタイピング音についても、通話用ノイズリダクションが効果的に作用し、背後で激しくキーボードを叩いていても「カタカタ」という耳障りな高音域が大幅に減衰され、相手にはほとんど気にならないレベルまで抑え込まれます。終日のオンライン商談や社内ミーティングでも極めて高い信頼性を誇ります。
【カフェ・オープンスペース】周囲の話し声やBGMが流れる環境での集音とノイズカット力
テレワーカーが最も直面しやすい「カフェのざわめき」「周囲の人の会話」「店内に流れるBGM」「食器の当たる音」が混在する環境でのテストです。
MTW4のビームフォーミングアルゴリズムは、持続的な環境ノイズ(空調音や店内のざわめき)を素早く検知してバックグラウンドへ押し下げます。周囲の話し声が完全にゼロになるわけではありませんが、発話者の声の輪郭が一段強く前面に出てくるため、会話の内容が相手にしっかり伝わります。「外出先から繋いでいるけれど、何を言っているかはっきり聞き取れる」という実用十分なレベルをしっかりと担保しています。
【屋外・風のある環境】風切り音(ウィンドノイズ)低減機能と通話安定性
屋外での移動中や駅のホーム、風が吹く路上での通話では、マイクに風が直接吹き当たることで生じる「ボフボフ」「ゴオオ」という風切り音(ウィンドノイズ)が最大の障壁となります。
MTW4には、専用アプリ「Smart Control」内で設定可能な「風切り音低減(Anti Wind)」アルゴリズムが組み込まれています。マイク開口部のメッシュ構造と連動し、マイク表面を通過する突風の乱流を検知すると、低域の吹かれノイズを瞬時にデジタルカットします。強風下ではわずかに声が細くなる瞬間があるものの、耳を劈くような激しい風切り音を相手に聞かせるリスクを強力に防止してくれます。
Web会議(Zoom・Teams・Google Meet)での使い勝手と便利機能
通話マイクの集音性能だけでなく、Web会議をスムーズに進めるための機能性や利便性についてもMTW4は極めて高い完成度を誇っています。
PCとスマホの同時待ち受けができる「マルチポイント接続」の快適さ
ビジネスパーソンにとって必須とも言える機能が「Bluetoothマルチポイント接続」です。MTW4は、パソコン(Windows/Mac)とスマートフォン(iPhone/Android)の2台に同時接続し、シームレスに切り替えることができます。
例えば、PCでZoom会議を行っている最中にスマホへ電話がかかってきた場合でも、設定画面を開いてBluetoothを繋ぎ直す手間は一切不要です。PCの会議が終了すれば、そのままスマホ側の音楽再生や電話通話へ自動的に音声ストリームが切り替わります。テレワーク中の接続切り替えストレスから完全に解放される強力な機能です。
自分の声が自然に聞こえて話しやすくなる「サイドトーン(側音)」機能の設定
密閉度の高いカナル型イヤホンを着けて通話すると、「耳栓をした状態で話しているように、自分の声が頭の中に響いて声のボリューム調整が難しくなる」「ついつい大声で叫んでしまう」という経験をしたことがある方は多いはずです。
ゼンハイザー MTW4は、外側マイクで集音した自分の声をリアルタイムでイヤホン内に自然に戻す「サイドトーン(側音)機能」を搭載しています。専用アプリから効果を0%〜100%まで無段階で調整可能となっており、サイドトーンを50%〜70%程度に設定しておくことで、まるでイヤホンを着けていないかのように自然な感覚で落ち着いて会話を続けることができます。
片耳のみでの通話対応(左右独立使用)による長時間のバッテリーマネジメント
MTW4は左右どちらか片方だけでも単体で使用できる「片耳モード(左右独立使用)」に完全対応しています。片側を充電ケースに入れたまま、もう片方のイヤホンだけでマイク通話を行うことが可能です。
MTW4の単体バッテリーは通話時でも約5〜6時間の連続駆動が可能ですが、片耳ずつ交互に使用して充電を回せば、丸一日中続く長時間のカンファレンスやカスタマーサポート業務であっても、バッテリー切れを完全に回避して運用し続けることができます。
ライバル機(ソニー WF-1000XM5、AirPods Pro 2、Bose QC Ultra)との通話マイク比較
プレミアム完全ワイヤレス市場を牽引する4大フラッグシップ機のマイク通話性能を比較し、MTW4の立ち位置を明確にします。
ソニー WF-1000XM5(骨伝導センサー+AIノイズリダクション)との通話品質比較
ソニー「WF-1000XM5」は、骨伝導センサーと5億サンプル以上のAIディープニューラルネットワーク(DNN)を活用したノイズリダクションを採用しています。極端に騒がしい環境(地下鉄の車内や繁華街)において、周囲の騒音を徹底的に削ぎ落とす能力に関してはソニーが一歩リードしています。
しかし、静かな室内や通常のオフィス環境で比較すると、ソニーはAIによるノイズ処理が強めに介入するため、声の帯域が狭まりややラジオ音声のような機械的なニュアンスを感じることがあります。一方、ゼンハイザー MTW4は声の自然さ、ふくよかさ、肉声の温かみの再現性においてソニーを上回っており、通常のWeb会議や商談では相手にとって非常に心地よい音声を届けられます。
Apple AirPods Pro(第2世代)との比較:Apple独自エコシステムでの通話快適性
iPhoneやMacをメインで使用しているユーザーにとって、AirPods Pro(第2世代)の通話安定性とエコシステム連携は非常に魅力的です。声のクリアさやノイズリダクションのバランスも極めてハイレベルに調整されています。
ただし、Windows PCと接続した際のマイク品質の安定性や、Android端末との親和性という点では、汎用的なBluetoothコーデックと強力な専用アプリを備えたゼンハイザー MTW4に軍配が上がります。WindowsとiPhone、MacとAndroidなど、OSを跨いだ環境で作業するテレワーカーにはMTW4が極めて扱いやすい選択肢です。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsとの比較:マイク集音力とノイズカットの方向性の違い
Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」は、世界最高峰の圧倒的なノイズキャンセリングを誇る一方で、マイク通話時のノイズ処理において環境音と肉声の境界がやや不安定になり、声が急に途切れたり遠くなる傾向が指摘されることがあります。
ゼンハイザー MTW4は、マイクの指向性と音声処理の安定性が非常に高く、声の音量が一定に保たれやすいため、ビジネス用途での安心感はBoseよりも明確に優れています。
4大ハイエンドTWSの通話マイク性能・機能比較表
| 比較項目 | ゼンハイザー MTW4 | ソニー WF-1000XM5 | AirPods Pro(第2世代) | Bose QC Ultra Earbuds |
|---|---|---|---|---|
| マイク構成 | 片耳3基(計6基) | 片耳3基(計6基)+骨伝導 | デュアルビームフォーミング | 片耳4基(計8基) |
| 肉声の自然さ | ◎(温かみがあり明瞭) | ◯(やや機械的) | ◎(極めて自然) | ◯(標準的) |
| 騒音環境での消音力 | ◯(実用十分) | ◎(AIノイズカット強力) | ◎(バランス良好) | ◯(やや途切れやすい) |
| サイドトーン(側音) | ◎(無段階調整対応) | △(機能限定的) | ◯(外音取り込み併用) | ◯(セルフボイス機能) |
| マルチポイント接続 | ◎(2台同時・安定) | ◎(2台同時) | △(Apple機器間のみ) | ◎(アップデート対応) |
| 片耳通話対応 | ◎(左右独立可能) | ◎(左右独立可能) | ◎(左右独立可能) | ◎(左右独立可能) |
MTW4の通話品質を最大限に引き出す設定とトラブル対処法
Web会議や通話で「相手に聞き取りづらい」と言われないために、購入後すぐに確認しておきたい設定のポイントとトラブルシュートを解説します。
専用アプリ「Sennheiser Smart Control」でのサイドトーン調整とマイク設定
MTW4を購入したら、まずスマートフォン向け専用アプリ「Sennheiser Smart Control」をインストールしましょう。
アプリ内の設定項目にある「サイドトーン」をオンにし、スライダーを「標準(50%程度)」に設定するのが最もおすすめです。これにより、耳を塞いだ閉塞感がなくなり、自分の発声レベルを適切に把握しながらリラックスして話すことができます。また、ファームウェアのアップデートによって通話品質や接続安定性の向上が随時提供されるため、常に最新バージョンへ更新しておくことが大切です。
Windows PC / MacでのBluetoothマイク認識トラブルと入力音量設定のポイント
Windows PCでワイヤレスイヤホンを通話マイクとして使用する際、最も多いトラブルが「音がガビガビになる」「マイクが認識されない」という現象です。
Windowsのサウンド設定において、出力デバイスと入力デバイスの両方が「MOMENTUM True Wireless 4(ヘッドセット / 通話)」に正しく設定されているか確認してください。また、Windowsの「マイクのプロパティ」で入力音量(ゲイン)が低すぎると声が小さくなり、高すぎると音が割れて相手に不快感を与えます。テスト通話機能を利用し、適切な入力レベル(70%〜80%程度)に調整しておきましょう。
通話中に声が途切れる・相手から聞こえづらいと言われたときのチェックリスト
万が一、通話相手から「声が途切れている」と指摘された場合は、以下のポイントを素早くチェックしてください。
- Wi-Fi電波との干渉: PCやルーターの2.4GHz帯Wi-FiとBluetooth電波が干渉している可能性があります。PCを5GHz帯Wi-Fiに接続し直すか、有線LANに切り替えてみてください。
- イヤホンの装着角度: イヤホンのハウジングが極端に上や後ろを向いていると、ビームフォーミングの軸が口元からズレてしまいます。イヤホンを耳に入れた後、軽く前下がり(口元方向)へひねるようにフィットさせてください。
- マイク穴の汚れ: ハウジング表面にある極小のマイク穴に皮脂やホコリが詰まると集音力が著しく低下します。毛先の柔らかいブラシで定期的に清掃を行ってください。
まとめ:ゼンハイザー MTW4は圧倒的な高音質とクリアな通話性能を両立したビジネス&リスニングの万能機
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4は、ハイエンドオーディオとしての圧倒的な音質表現力を誇るだけでなく、片耳3基・計6基のビームフォーミングマイクシステム、自然な肉声再現力、PC・スマホのマルチポイント接続、そして快適なサイドトーン機能を備えた、ビジネスツールとしても極めて完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。
「通勤中やカフェでの作業中は極上の音楽で集中し、会議の時間になったらそのままスムーズにクリアな音声でZoom商談に入る」といったシームレスなワークスタイルを、妥協のない高いクオリティで実現してくれます。
【MTW4のマイク通話品質まとめ】
- 計6基のマイクとビームフォーミングにより周囲の雑音を抑制し声をクリアに抽出
- ロボット声のような不自然さがなく、肉声の太さと輪郭を忠実に相手へ伝達
- PCとスマホを同時待ち受けできるマルチポイント接続で着信・会議を逃さない
- 自分の声が自然に聞こえるサイドトーン機能で長時間の通話も疲れない
- 片耳のみでの通話対応により終日のオンライン会議でもバッテリー切れの心配なし
仕事でもプライベートでも、毎日手放せない最高のパートナーとして、ぜひMTW4の実力を体感してみてください。音質やaptX Lossless、ノイズキャンセリング、最安値情報を含めた総合的なレビューについては、以下の詳細記事で網羅しています。

