ハイレゾの入り口が音源なら、出口はスピーカーやヘッドホンです。
すでに、密閉型インナーイヤーレシーバー h.ear in MDR-EX750APで、
私個人がスマホを使って通勤電車中でハイレゾを聴くために、
ハイレゾ対応のイヤホンを購入したことをお伝えしました。
その際に、実際に店舗でいろいろとヘッドホンを試聴したことも
伝えましたが、その中でも、実は一番印象的だったのが、
SONYのMDR-1Aでした。
まさに、ハイレゾ対応のヘッドホンのおすすめといっても良いと思います。
音質もそうなのですが、装着した時のフィット感が素晴らしい
というのが、私の印象です。
SONYの宣伝文句にある「耳を包み込むような快適な装着感」がそのまま感じられたということでしょう。
ところで、ふつう試聴って、どの位聞くもんなんでしょう。
今回の購入に当たっては、昼は毎日、夜も残業で遅くなった日は別として、
会社の近くの店舗に出かけてみました。
思えば1万円の投資にしては、ずいぶん手間をかけてます(苦笑
結局いろいろなメーカーのヘッドホンやイヤホンを5時間くらい試聴した結果、はっきり言うと、
専門誌に掲載されているような大きな違いは、感じられなかったというのが、悲しい事実。
だって、5時間くらいの試聴では耳が鍛えられないのはあたりまえでしょう(笑
音を感じるのは、機材だけでなく、耳も重要!!
ただ、その耳を鍛える一番のポイントは良い音を聞くということ。
面白いのは、100円ショップで購入したイヤホンと2000円でも良いので、
音楽用のイヤホンを比較すると、音が全く違うのが良くわかる。
おそらく、これは耳が健常の人なら、だれでも理解できると思う。
同じように、2000円のイヤホンと1万円のイヤホンでも違いは判ると思う。
ただ、この違いは、さっきの100円ショップのものとの違いよりは微妙。
人によっては、聞き分けられないかもしれない。
ただ実は違いは歴然としてある。
そういう点で、MDR-1Aと聞き比べたイヤホンとの間にも
私にわかる大きな違いはあった。
素人のレベルでも感じたのは、音の心地よさ。
とはいえ、これは、何を心地よいと思うかがどうしても人によって違うところかもしれない。
また心地よいことが音質の良さと必ずしも関係ないかもしれないとも思う。
通勤電車の中で使うという用途であれば、イヤホンが良いかなと思うのだけど、
家で使う目的であれば、 予算は少々オーバーしても、こちらの購入をお勧めする。
残念なのは、もっと若いころに出会えたら、もっともっと音質の面でも
違いを表現できていたかもしれないということ。